(リ)コンディショニングメモ

主にトレーニング、理学療法、リハビリテーションに関することについて。理学療法士が書いています。

雑感 実習関連

#99 唯一どうすればよいかわからなかった実習の話

理学療法士養成校の学生時代は、実習が多い学校だったようですが、時々聞くような理不尽な指導や膨大な課題といったことは運良く?経験しませんでした。しかし唯一、どうしたら良いのかよくわからなかったことがありました。

ある理学療法士の臨床を見学していたのですが、特定のアプローチをメインに、と言いますか、殆どそればかり行っているのを見ていました。

特定のアプローチをメインに臨床を行うこと自体が良い悪いという話ではありませんが、どういったケースであろうと同じことをしている(ように見えた)ので、何故それを行うのかがよくわかりませんでした。

全ての患者さんに同じことをしている(ように見えた)臨床をずっと見学していたわけですが、その理学療法士が「何か質問ありますか?」と聞いてこられました。

「何故みんなに同じことしているんですか?」とは流石に聞けなかったので、同じことをしている(ように見えた)アプローチが何故変化をもたらすのか(本当は変化すらよくわからなかったのですが)という質問をしました。

すると、「ん~それは学生には難しいかな~」という回答が返ってきました。「どないやねん!」というツッコミは流石に遠慮して、「臨床するようになったら勉強します」みたいな適当なことを返したのを覚えています。

この時に、「こんな臨床よりもっと良い臨床をする」「こんな指導よりもっと良い指導をする」と誓ったかどうかは覚えていませんし、恐らくそんなことよりも、「どないやねん!」「どうすればええねん!」と思っていたはずです。

断っておきますが、この特定のアプローチをする理学療法士がみんなそういうわけではありません。たまたまそういう理学療法士の見学についた、たまたまマイブームだった、そういうことかも知れません。今は全く違う臨床をしている可能性はもちろんありますね。

しかし、もしずっとこのような実習が続いたとしたら、ちょっと精神的にきつかったと思います。まだ若い理学療法士だったので、そのアプローチを学んで使ってテンション上がってるんだろうなとか、そういう想像で乗り切ったかどうかは覚えていませんが。

このような経験が今に活きているとか、そういう話ではありません。ただただ、「どないやねん!」「どうすればええねん!」と思い出してもそういうツッコミが想起されます。

もし仮に、このような経験ばかり続いて理学療法士になり、同僚も同じような人ばかりだとすれば、ちょっと歪んでもおかしくないなと思います。ですから、「俺は凄い」という自信家が稀にいるのも、そういう経験があったのかなと思えば、「辛かったろうに」と労いの気持ちが生まれます。知らんけど。

ということで、今回は個人的な経験と雑感を書いてみました。

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