(リ)コンディショニングメモ

主にトレーニング、理学療法、リハビリテーションに関することについて。理学療法士が管理しています。

指導関連 考え方

「千本ノック」や「走り込み」は何のためにするのか?

2018/08/23

千本ノックの目的は?

千本ノックしたらどうなるでしょうか?何のためにやるのでしょう。根性だめしでしょうか?千本ノックの最後は、捕球できない、ボールに追いつけなくなります。だから地面に寝転ぶ練習にはなると思います。

これはただ捕球のための練習なのか、捕球をして、スローイングをして、きちっと投げる練習なのか、分けて考える必要があります。ただ単にボールを捕るだけでよいのか。スローイングに難のある選手は、必ず捕って投げるということをやらなければなりません。

魚住廣信著:ベースボールコーチングマニュアル, 220, 恒星出版, 2004.

野球の指導者向けの本ではありますが、考え方の参考になります。結局は何のためにやるのか?方法は果たして適切なのか?そういったことを常に考える必要があるということですね。

今回紹介した本は野球の指導者向けですが、このような考え方は野球に限らず応用出来ると思います。

目的によって方法は変わる

良い悪いの話ではない

千本ノックにしても、走り込みにしても、それ自体を否定するわけではありません。繰り返しになりますが、何のためにやるのか?ということになります。

走り込みといっても、「スピードは?」「距離は?」「何本やるのか?」「休息時間は?」といった変数があります。それは結局、目的と対象者によって変数が変わってくると思います。

そもそも「走り込み」とは何か?

「走り込み」という言葉自体、どういったものを指すのか、何をイメージするのかは、人によって違うかも知れませんが、少なくとも「何回も走る」と解釈することは自然だと思います。

フォームを定着させるのが目的なのか、持久力を向上させるのが目的なのかなど、目的によって様々な変数を調節する必要があります。ですから、「走り込み」という言葉自体をネガティブに捉えることもあるようですが、これも目的と手段の話だと言えます。

レジスタンストレーニングにしても、「何故3セット行うのか?2セットまたは4セットではダメなのか?」、そういったことを、指導者が説明出来る必要があると思います。もちろん誰に対しても「○セット」と決めるという意味ではなく、具体的なケースにおいてということです。

まとめ

「千本ノック」「走り込み」という言葉から、根性論、非科学的といった、ネガティブなイメージが連想されるかも知れません。

実際にそのような言葉を使うかどうかは別として、ある程度の数を練習することは、運動を学習する上では必要になります。

ですから、こういった言葉に出会った時に、頭ごなしに拒否するのではなく、どういったものを指すのか、どういった目的でどのように行うのかといったことを確認してみてもよいのではと考えています。

そういう意味では、筋トレ、体幹トレーニング、ファンクショナルトレーニングなども同じだと思います。

【関連記事】

-指導関連, 考え方
-, ,