(リ)コンディショニングメモ

主にトレーニング、理学療法、リハビリテーションに関することについて。理学療法士が管理しています。

考え方 雑感

24時間テレビと障がい者の出演についての雑感

ポジティブな意見とネガティブな意見

意見は様々ある

24時間テレビが(いわゆる)障がい者の方々を取り上げることについて、ポジティブな意見もあれば、そうではない意見もあるようです。

ポジティブな意見

ポジティブな意見としては、普段はあまり接する機会のない方の存在や苦労や努力を知ることが出来る、自身と重なる部分があり考えさせられる・共感する・勇気づけられるなど、様々あるようです。

ネガティブな意見

ネガティブな意見としては、障がい者の方々を見せ物にすることは不快、演出がかっていて違和感があるなど、これも様々あるようです。また、出演する障がい者の方々に対して、「目立ちたがり」といった表現を使っている人もいます。

いわゆる障がい者の方々のアンケートでも、ネガティブな意見が多くみられたというものもありますが、どうやって対象を決めたのかによっても違ってくるかも知れません。

個人的な雑感として

白黒つけられるものではない

24時間テレビの在り方とか、チャリティの在り方といったことについて、どうこう書くつもりはありません。正しいとか間違っているといった、白黒つけられるものでもないと思います。その上でいくつか書いてみたいと思います。

障がい者というカテゴリーについて

障害者(児)の定義は、障害者基本法、障害者自立支援法、身障害者福祉法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、発達障害者支援法など、法律によっても違ってきます。

誰でもそのカテゴリーに入る可能性がある

時々、(いわゆる)健常者が、「障がい者という特別な人」というように、自分とは関係ないといったニュアンスで語ることを見聞きすることがあります。

しかし当然のことながら、先天的なケースもあれば、後天的なケースもあります。障がい者特有ののキャラクターといった認識はナンセンスであり、そのようなカテゴリーに関係なく、それぞれ多様性があるわけです。

障がい者を取り上げることについて

パラリンピック

例えば、パラリンピックには様々な種目がありますが、ハイレベルなパフォーマンスを目の当たりにします。純粋に人間の身体能力の可能性に魅力を感じることもあるでしょうし、そのパフォーマンスに勇気づけられることもあると思います。

また、レベルが高すぎて特別な存在であり、自分には関係ないと感じる人もいます。同じパフォーマンスを観ても感じ方は様々であり、これはパラリンピックに限らず、いちテレビ番組であってもそうだと言えそうです。

24時間テレビ

演出がかっているという意見に関しては、わかる気もしますが、人の人生の一部をテレビで表現するとなると、そうなる側面があるのは仕方ないかも知れません。裏話などが流れてきますが、それについてひとつひとつ触れるのは、今回の趣旨ではないのでしません。

テレビ番組はそもそも演出だという捉え方もありますし、ありのままなんていうものは、何を以ってありのままなのかということもあります。

「目立ちたがり」という意見についてですが、テレビに出演することが「目立ちたがり」ならば、いわゆる障がい者の方々など関係ないですね。それに出ようという気持ちになれたこと自体、本人も周りも良かったというケースもあるはずです。

普段から自然に取り上げればよい

「普段から取り上げればええやん」と、個人的には思います。特別な番組で取り上げるから、特別な方達という印象を与えるように思いますし、そういう目で見る視聴者が、演出がかっているとか、目立ちたがりと感じるという側面もあるのではと思います。

もちろん、テレビなどに出演したくない方もたくさんいると思います。そういう方に対して出演した方が良いという意味ではありません。

ただ、色々な人達がいるということを知る機会が増えることによって、いわゆる健常者にとっては知らないことによる戸惑いも減るかも知れませんし、いわゆる障がい者にとっては外へ出る抵抗が減るかも知れません(特別な目で見られるのが苦痛という方もいます)。

最後に

こういった話は、環境や制度などを含めて、一筋縄ではどうにもならないことも多くありますから、「こうすべき」という話をするつもりはありません。

普段から仕事で関わる立場としては(代表ではないですが)、障がい者というカテゴリーで接する感覚はなく、あくまで「○○さん」「○○くん」「○○ちゃん」です。

しかし、人によっては、よくわからないけど、「障がい者」というイメージがそれぞれにあるかも知れません。そういった意味では、メディアの影響は大きいですから、特別番組で特別に取り上げるのではなく、様々な情報を普段から取り上げる意味はあると思います。

記事で紹介した、仮面女子の猪狩ともかさんは、脊髄損傷により両下肢が動かない状態になりました(細かい話は省略します)。脊髄損傷と言ってもレベルや損傷の程度によって様々ですが、こういった方の活動も、誰かの役に立つ、何かを動かすことに繋がるかも知れません。

※障害といっても本当に多種多様ですし、個々のケースも同様です。環境や制度など様々な要素がありますが、今回はあくまでひとつの視点として書きました。

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